あらかじめオイルを抜き、キャブ、前後シリンダーの連結板などを外す。
トップカバーは簡単に外れる。後輪を回すか、クランク軸を回すかして、
ぞれぞれピストンを上死点に持って行き、ロッカーアームがバルブを
押していないことを確認し、ボルトを緩めロッカー部のブロックを外す。
ピストンの位置はプラグホールに鉛筆など棒状のものを突っ込んで目視した。
すると、シリンダーのスタッドナットがあらわれる。とくに左側は酷い状態だが、
無事に回すことができた。全部交換だが、結構するんだよね、これ。
4本のスタッドナットを順番に少しずつ回し、抜いていく。
案の定、何本かはスタッドボルトごと外れてきた。
OHVはカムが下にあり、その動きを伝達しているのがプッシュロッド。
そのプッシュロッドがロッカーアームを押して、ロッカーアームがバルブを押す。
カムチェーンのように内部で通しで連結されていないので、
パートごとにひょいひょいと分解していける。
空冷ドカもベルトを外せば似たようなもんだろうか。
ピストンヘッド。
3万キロ、燃費20km/L(キャブHSR42)。まだ地肌が見えている。
バルブ。まあこんなもんでしょう。
シリンダーを抜く。
ピストンが傷つかないよう、スタッドボルトにはチューブを被せる。
シリンダーのベースガスケット。
ボロボロと、破片がケース内に落ちてしまった。・・・まあよい。
ミッションとの連結ボルト2本を外す。
モーターマウント部(ダイナはラバーマウント)も2本。
これでクランクケースを下せる。
シリンダーまで外したので、重量的に気合いはいらない。
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