また傷が痛くなってきて活動できないので、ダイナのヘッドを進めることにした。
(さっさとやれって話だけれど)
EX側のバルブはカーボン噛み込みによる虫食いが深く、研磨剤で慣らした
くらいではどうにもならない。
交換覚悟でバルブステムをドリルに咥え、サンドペーパーを当ててみたが深くてダメ。
とはいえ、多少圧縮が漏れていたかも知れないが、問題は感じなかったのも事実。
いい意味で大ざっぱ(笑
バルブは全交換したが、1本4千円。予定になかったので痛い出費だ。
混合気はやや薄めに設定することにしよう。
純正のザラザラ面と違い、面もステムもコーティングされている。
コンパウンド付けて回転叩き。擦るだけでなく叩くのがコツ。
久しぶりすぎて手元がおぼつかない・・・
実はシートリングもカットしなくてはいけないレベルなんだけど、
擦り合わせである程度は慣らせたので、もう2~3万キロ走れたら
次回にリングとステムガイド交換を実施しようと思う。
バルブシートの当たり面はマニュアルによると1.05~1.5mm以内。
すべて再利用の場合はリミット2.3mmだが、さすがにそれは広すぎる。
バルブが新品なので、IN側は最大1.2mm、EX側でも1.4mmに収めた。
さらに擦ればシートリング側もキレイになっただろうが、そこまではしない。
ステムガイドが動いてしまうことがあるらしいが、このエンジンは均一だった。
新しいステムシールは、純正(左)より1mm低い。
付属の解説によると、ステムガイド上から6.35mmの位置に、シール下部が
くるように押し込みやがれアホ!とある。
指定位置に押し込むと、画像の幅で13.5mmになるので、全てこれに合わせた。
つまり、青いゴム部分がガイドに触れないで、接触して変形しないギリギリの
押し込み数値が6.35mmというわけ。
シールは適当なソケット(指定は7/16インチ)をあてがって手で押し込む。
ちなみにシールの溝にはめ込んであった締め込み用の細いスプリングは、
いったん外して抵抗を軽減してバルブステムを通してから、ふたたび装着した。
バルブスプリングのへたりを確認。
大は53.5~55.3mm、小は48.9~50.7mmの範囲にあればよい。
スプリングシート(下)、ステムシール、バルブ、スプリング、
スプリングシート(上)を順に入れたら、コンプレッサーで圧縮しコッターをはめる。
工具のサイズの合わないアダプターはズレに悩まされる。
できないことはないが、不用意にパーツを傷つけるし気分的に中途半端だ。
バルブステムの頭を何かを当てがってプラハンマーで叩いて確認。
リッター4発と違ってバルブスプリングが強力すぎて沈まないが、
まあ大丈夫だろう。バルブはこれで完了。
HDのマニュアルは解説ページは解説だけ。クリアランスやトルクなどのデータは
セクション末に一覧掲載。作業中だとページを飛ばさねばならず、先に勉強して
から作業しろと言わんばかりの構成。その点、国産車のマニュアルは使いやすい。
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