大きなエンジンに、指一本分のコンパクトなカム。
クランク軸(右下)とオイルブリーザー(左下)のマークを、カムギアの
マークにそれぞれ合わせる。
プッシュロッドの根本=リフターブロック(と、その中にある油圧リフター)を載せる。
リフターブロックとケースの合わせ面には一ヵ所オイル穴があり、
これをしっかり合わせるため、このようなセンタリング工具を用いる。
使い方は、ブロックを載せたら画像の位置のようにオイル通路脇のボルト穴と、
その対角線にねじ込むだけ。
ボルトは錆びがひどかったので交換。
締め付けは、92年式までは16~20Nm。93年以降は12~16Nm。
この車両は92年式だが、ボルトサイズ的に16Nmは強すぎると思い、
12Nmで締めた。何かと境目な年式なので、これまでパーツ・・・例えば
ボルトの長さなど、必ずしもパーツリストの92年式で合うとは限らないのでいろいろ迷う。
リフターのローラーは、このようにカムに乗る。
前後とも完了。
確認のため、専用レンチでクランク軸を回す。
この工具、8500円もする。ないと困るのだが使用頻度はそう多くない。
ガスケット装着。
カバーをはめてピックアップローターを付けたら、
ロックタイトを塗ったボルトで締める。8~9Nm。
カバーのボルトは10.5~13.5Nmくらい。
センサーを固定。あらかじめマーキングしておいた位置に戻したが、
調整が必要になるかも知れないので、最後まで蓋はしないでおこう。
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