ダイナグライドカスタム㉔ 始動

早く先に進めたかったが、10月に入ってやっと純正バッテリー購入に至る。

バラしたエンジンは、始動前にある程度オイルを回しておかないといけない。

ウェットサンプなら、しばらくセルを回せばオイルポンプがオイルを拾って

各部へ送ってくれるが、ハーレーはオイルが別タンクにキープされている

ドライサンプなので、エアを噛んだりですぐにオイルが回るとは限らない。

とりあえず、油圧で開くチェックバルブなるものを取り外し(画像のボールがそれ)

セルを回してオイルがくるかどうか目視で確認してみた。

いくらセルを回しても、全然オイルが見えてこない。

何だったか忘れたが(笑)隣の蓋も外してみたが、やはりオイルは来ない。

当然、油圧計もピクリとも動かない。

だったらここはどうか?・・・オイルフィルターを外した。

お! オイルが上がってきたぞ。

オイルフィルターを外せばエアが抜けてくれるみたいね。

ホース接続の間違いや、最悪、オイルポンプシャフトが空回りしている

かも知れないと思って、かなり不安になりかけたが、いや良かった。

外した2か所の蓋とフィルターを装着してセルを回したところ、

油圧もしっかりかかっていることが確認できたので、火入れに移る。

プラグ装着も久しぶりだね。オレンジのコイルは確かスクリーミンイーグル製。

よくわからないけど純正より強力らしいから変えてみた・・・という昔の記憶。

点滴。

さあ、緊張の一瞬です!

え?・・・拍子抜けするくらい、即始動。

ただ、さすがにヘッドまでオイルが回っていないので、ロッカーアーム周りの

プッシュロッドが突く音、バルブを叩く音がパカパカうるさい。

それもしばらくの後、油圧も安定してきたらすっかり静かになって、

現役で走らせていた頃のエンジン音に戻った →油圧タペット。

再度フィルターを緩めるとオイルがこぼれてきたので、もう大丈夫だろう。

スーパートラップはさほどうるさいとは思わないが、

オートバイ乗りの私感なので、車検前に消音はしておこう。

とりあえず・・

下周りからの・・・

・・・オイル漏れはない。

そりゃあったら泣くわ。そのためにやってるレストアなんだし。

まずはひと区切り。

全国4.7人くらいの読者の皆様、応援有難うございました。

まだまだ続くよ。

MOTORESTMUS

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