後ろシリンダーのプラグが数キロで真っ黒になり、失火してまともに走れない症状。
とりあえず、電気系を調べることにしてみたが…(電気大キライ)
イグナイター、コイルの入替えチェック→問題なし。
ピックアップセンサーやローターの固定を見るためにカバー取外し。
問題なさそう。テスターあてて抵抗を見るも情報通りの数値。
作業前にゲージでシリンダーの圧縮を測るも、落ちてはいるが妥当なものだった。
ちなみにこのカバーは液体ガスケットのタイプ。
排気量や年式により、ペーパーガスケットを使用しているものもある。
どっちでもいいんだろうね。
めんどくさ。空振りだし。
結局、またまたキャブを外すことになった。
あれ? 前回掃除したのにまた粉カスが散乱。
交換前のダイヤフラムにひび割れがあったので、てっきりその劣化カス
だと思っていたら、どうやらキャブのブリーザーパイプ中間に噛ませてある
このフィルターが劣化して分解され、それを吸い込んでいるらしい。
ネット情報様様である。また諸先輩方に助けられてしまった。
ならばカスを出し切ってしまえ。
と思い水で洗ってみたが、一向に排出が収まらないのであきらめた。
ヤマハで廃盤になっていたので、単なるホースに交換。
※後日談:直ホースにしたことでアイドリングでピヨピヨというヒヨコ
みたいな音が発生。フィルターはこの音の発生を防ぐ役割もあるようだ。
キャブは入念に各部を点検。
面白いものを発見。
バキュームピストンだが、右は部品どり用に入手した400SS用で左は元々
750SSに装着されていたもの。排気量が全然違うのに、400から900まで
全てミクニのBDST38がOEMなので(乱暴な…)、そのまま入れ替えて使用
していたが、下部の切欠きのようなものはいったいどういう意図が・・・整流?
これまで右を使用していたが、いったん元に戻してみる。
ダイヤフラムは簡単に外せるので、状態のいいゴムを使う。
パイロットスクリューのワッシャやOリングは、同キャブを使っている
TRX850などのPLを見てもアッセンブリ販売で1つ4千円以上にもなる。
しかし、ミクニTM/TMR用が使えるので、画像の4点で250円ほどで済む。
エアカットバルブが固着していた。前回外したときはこんなに腐食して
いなかったはずだが、なぜこんな短期間で?
でもこれってアクセルオフ時のボコつきを抑えるものだし、プラグのかぶり
とは関係ないよね。
ちょっと怪しい、スターターのニードル。
スターターケーブルを引くと、先端の針のようなものがジェット穴を開き、
セルを回して負圧が発生するとそこからガソリンが直接吸い出される仕組み。
これが痩せていると、ふだんから余計なガスが吸い出されるかもしれない。
よく見ると、摩耗・変形していたので、状態の良いものを優先して装着。
一通りチェックして組立て。面倒くさいことに変わりないが、
何度もやっているうちにさほど手間がかからなくなってきた。
エンジンはあっさりかかり様子見していたが、エンジンオイルを抜いた
ままだったことに気づき、あわててストップ・・・。危なかった(笑
走ってみないことには何ともだが、安定している。
実走テストは後日。
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